というわけでね、先日退学願を貰いましたので
後日出しに行きます。
大人たちはやめないほうがいい、行けと言うが
それは「社会的にそれが正解だから」ということで
「いったほうがいい」というアドバイスをするのが無難な立ち位置であるから
と言う理由で言っているようにしか俺は思えない。
親は「自分自身のことだからあなたが決めること」というが
実際はやめてほしくないと思っている。
これも社会的に大学卒業して就職するのが正しい道だからと思っているのと
世間体を気にしている部分が大きい。
大学中退したちゃらんぽらんな息子を持っているというのは
親として面目が保てないからである。
ママ友同士の会話でもそうだ。
「娘さんどこに就職したの?」と言う質問は定番である。
そこで相手が大手企業の名をあげている中、
自分の息子は「大学辞めて今ニートやってるのよ」
なんて声高らかに言えるはずがない。
祖父母も卒業を願っている。
帰省しに行けば「大学はいつ卒業なの?」と言うフレーズは
もはやテンプレである。
だが、祖父母の感情は他と違う。
勿論社会的に大学を卒業して就職するのが「いいこと」だと思っている
ところもあるだろうが、それが「本人のためである」と思っている要素を大きく感じる。
だから手段に固執しているようには思えない。
実際やめると言ったら形相を変えて怒ってくる可能性もあるだろうが
今はそう感じない。
これが大学を中退する青年に向けられる社会の目だろう。
ではなぜそういう親の苦労が分かるのにやめるのか、心は痛まないのか、
と言われると、勿論親の気持ちはわかるが
現状話をしていて子供自身のことより俺が大学を辞めることによって変わる
「自分の体裁を気にしている」のほうが大きいと感じるからである。
学費も出してもらっていたので恵まれていたし感謝しなければならないと思うが
それが当たり前に感じている状態ではなかなかそれが出来ない。
こういう「当たり前だと思っていたことが実は当たり前ではない」と気付くのは
自分がその枠から外れた時である。
であるから、俺は自分で決断をした。
そもそもこのままふわふわした状態で大学に行っても
何も見につかないと思うし意味があるのかなと思っていた。
自分にお金や時間ををかけてくれている人にも迷惑がかかるし
何より自分のためにならない。
大学に通うことによって意味を見出すことをしろよと言われればそれまでだし
そう仕様と頑張っている人たちは多くいるとわかっている。
だがモチベーションが保てないし、自信がない。
今まで「大学生デビュー」したような容姿のやつらを反骨心にこいつらとは違うんだ
と受験勉強をしていたし授業を受けていたが、
もうそのモチベーションはない。
久々に受けてみてそいつらと一緒に居て気持ち悪さの嫌悪感と疎外感しか感じなかった
純粋に逃げたくなった。一緒に居たくないと思った。
そもそも俺は大学で何したいとか明確に思ってなかったし、
大卒を取りたいとか、大卒とって何したいとかも思ってなかった。
経営学とか興味あったので勉強したかったが落ちたので今の学部にいる。
他学部の授業は受けられるが履修制限あるのか聞かないとわからないし
そもそも他学部生が他にいないのでそれまた疎外感がやばい。
じゃあなぜ大学に進んだかと言うと
それが「当たり前だと思っていたから」
小学校、中学校、高等学校と進んで、高校3年になったら受験。
何となくだったが、周りの話やテレビやドラマなどで高校三年生は一般受験をして
大学に進学するという道が当たり前だと思っていたから自分もそれに乗った。
要するに自分で考えていなかった。
だが高校三年生になって大学のことをまともに調べ始めて、
大学に進学してからも同じように大学のことや将来のことを考えたら
別に大学に進学して卒業する必要性ってないのでは?
と思い始めた。
人の人生なんだから正解なんてないし、その人が生きたいように生きればそれでいい。
そこで大学なんて通う必要性なんてあるのか。
生きるために大学って必要?
大学は勉強するところだが、文系の内容ならネットや図書館で事足りるよね?
元々就職に興味がなかったこともあり、大卒という形だけを気にして
実際の中身を判断しないこの社会の風潮に嫌気が差した。
Fランでも大手企業に就職できる人はたくさんいるし一流大学でも就職できない人もまたいる。
それも事実だが、そんなことはどうでもいい、企業名だけの就職先に興味はない。
自分が経営者の立場だと考えたら「大学を卒業した」という形より能力やここで何をしたいかを見る。
それで高卒なら給料も安く抑えられるし、大学に行っていた人材と高卒の人材とでは4年差がある。
社会経験0の大卒と社会経験4年で給料も安い人材、どちらを取ると言ったら俺は後者を取る。
仕事の出来具合もどう考えても後者のほうがいいだろう。
長い目で見れば大そのほうが優秀になるだろうが、
俺が考えているのは自分の身の丈に合った会社の規模だ。
それならわざわざ大卒を新卒で取る必要なんてない。まぁそもそも応募が来ないだろうが。
大手なら一人一人見ていくなんてすごい手間がかかるから優秀な人材を書面で分かる形で選択しようとなるのは分かる。
それにいまは終身雇用制度も崩壊している。
ある職種では新卒で入った人材が3年以内にやめる人も半分近いと聞く。
だったらもう誰が入っても同じじゃね?と思う。
そう、誰が入っても同じなのだ。
誰がその会社の社員になろうが社会は変わらない。
止まらないし、動いたまま。
実際誰でもいいのに、「大卒」を取らないといけないという風潮が
馬鹿馬鹿しくてたまらない。
だからそんな無意味なものに固執する必要はないし、
社会的に厳しい立場のほうがやらなきゃいけないので動きやすい。
だからやめる。
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